ドリームキャッチャー
2004年4月29日 映画
少年時代に、いじめられっ子を助けた親友4人組が、その後、他人の心が読めるなど超能力を身につける。20年後、毎年恒例の山小屋に集まる彼等だったが・・・・
あらすじはおおまかに上記のような感じです。
なんて言うか、原作を読んでない方にとっては思い描いてたのと全然違う作品に感じると思います。少なくとも、自分はかなり期待外れでした。
映画予告の時点ではかなり楽しそうに見えたのですが・・・・。
以下はネタバレになりますので、本編見てない方は見ない方が良いと思います。
サイコホラー系の映画化と思いきや、何とビックリ小宇宙(意味不明)。
最初はシックスセンス系のいい雰囲気を醸し出してると思いきや、山小屋に入って、謎の生物が出たあたりから様子がおかしくなります。
『ん?ひょとしてこれは、ゾンビとかのホラーなのかな?』と思ってましたが、それも甘かったようです。
話の中盤あたりでトイレのドアを開いて、その謎の生物と遭遇するのですが・・・・まんまグレイです。
ご存知ですか?グレイ。
ぴちょん君を逆さまにしたような頭で、漫画ばりの大きなつぶらな瞳を装着してる、エリア51に登場するグレイです。
もっと分りやすく言うと、『UFO研究家』韮澤潤一郎さんが信じてやまないグレイです。しつこいですね。すいません。
恐らく、この謎の生物との遭遇時点で、8割方の視聴者が吹くと思います。言葉でなかなか言い表せませんが、何て言いますか『今更感』と『脱力感』が強いんですよ。折角、なかなか引きが良い展開だったのに・・・・・。
最後まで見ても、もはや何も心には残りませんでした。安っぽい、ヒューマンドラマを見せられた様な気分です。主人公も主人公で、傍から見ると我侭を貫いてるだけにしか見えず、これなら悪役(敢えて)側のモーガン・フリーマンの信念の方が、よっぽど共感できます。
ただ、気に入った部分が一点ほど見受けられます。
それは、『記憶』の表現の仕方。かなり斬新です。
『記憶』を目で見える形にして表している、それは幼き頃の山小屋。
主人公らは『記憶』という膨大な書籍を、山小屋から取り出す・・・。
ここら辺の設定は、非常に面白かったです。名のに、何であんな風になっちゃったんだろうなぁ・・。
すばらしいオチ(といっても、30分位でオチるんですが)を拝みたい方、一本で二度おいしい思いをしたい方に。オススメの一本です。
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