猫の恩返し / ギブリーズ episode2
2004年5月2日 映画
『猫の恩返し』:宮崎駿が企画し、新人・森田広幸が監督したスタジオジブリ作品。同社の1995年度作『耳をすませば』の姉妹編的要素をもつ作品でもあり、原作は柊あおい。車にひかれそうになった猫を助けたことから、猫の国に招かれた高校生少女ハル(声:池脇千鶴)の冒険を、ジュヴナイル感覚で描いていく。
『猫になっても、いいんじゃないッ?』
のキャッチフレーズが印象に残る、『猫の恩返し』を彼女が借りてきました。
私は元来アニメ好きで、ことジブリの作品に関してはほぼ網羅していたのですが、何故か『もののけ姫』を最後に見なくなってしまいました。
別に嫌いになった訳じゃないんですけどねぇ・・・。
大人がよく使う汚い言い訳「時間が無いから」って事にしておきます。
ま、どうでもいい前置きは言いとして、回りくどい言い方も置いといて、率直な感想を言うと『とても面白かった』です。
彼女の方は少し物足りない感じでしたが。
確かにこの作品は宮崎駿さんじゃなく、若手(と言ったら失礼でしょうか?)の森田宏幸さんが監督をしているので、『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』などと比べると見応えが無いかもしれませんが、私はコレはコレで、新しいジブリの方向性を作っていく作品の一つになるんじゃないのかな?と思っています。
事実、宮崎駿さん自身も「後継者を育てなければいけない」と言ってますから。
作品は全体を通してライトタッチで描かれています。キャッチコピーもあっけらかんとして、あんまり深く考え込まない。かといって、決して自分の事を真面目に考えていない訳ではない、ハルの性格をよく表してるような気がします。
ジブリが創る作品だからといって、無理に深く考え込ますような作品じゃなくても良いと思うし、もっとライトで、もっと勧善懲悪で、もっと起承転結がハッキリしている作品が創られても全然良いと思う。
この映画を見た後に、「あ〜、こういう娘って絶対何処か居そう」って、私は思いました。そういう感覚って、すごく大事にしたいんです。言葉で言い表すのは難しいですが・・。
私は猫を飼っています。家の周りにも猫がやたら多いです。
家に勝手にあがりこんで、うちの猫の餌を食べて帰ってしまう奴もいます。現在、この日記を書いてる横でうちの猫が私のベッドで爆睡していますが、こいつもひょっとしたら一仕事終えてきたのでしょうか?(笑)
『猫になっても、いいんじゃないッ?』
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