わがままで無気力、どこにでもいるような現代っ子の千尋は、引越しの途中で、不思議な町に迷い込む。謎の少年ハクに手引きされ、八百万の神様たちが入浴しに来る「油屋(ゆや)」で「千」と呼ばれながら働くことになった千尋。さまざまな体験や冒険をとおして、少女は「生きる力」を取り戻していく…。
ホント面白かった!
宮崎駿さんの、この想像力ってのは何処からくるんだろう?
全てがこの現実には無いはずなのに、何故か、ひょっとしたら、
どこかにあるのではないのだろうか?と思わせるような世界観。
いつも、宮崎さんの作品を見終える度に
『この世界に入りたい!』
って思います。この気持ちは、私が小学生の時から思っている事と同じで、23になる今もその気持ちには変わりはありません。
この気持ちをどう表現したら良いんだろう?
自分の表現能力の貧しさ、ボキャブラリーの少なさに呆れてしまいます。例えば、油屋の内部とか見てて、
『こんな馬鹿でかい屋敷みたいな場所で共同生活したい。』
とか思ってると、ふと
『あれ?こんな場所って何処かあったっけ?』
と、ふいに懐かしくなるんです。
あるわけ無いんですよ。あんな建物。
だけど、懐かしさを感じる。こんな気持ち。私が持ってる言葉じゃ表現できません。
こんな世界ってどこかにあるんですよね。
大人になった、私にはもう出会えないのかも知れないけど。
今日も、きっとどこかで八百万の神様を迎え入れてる筈です。
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