ジャンプ

2004年5月9日 読書

つきあって半年になるガールフレンドが、泥酔した自分のためにコンビニへリンゴを買いにいったまま、翌日もその次の日も戻ってこなかった。主人公の会社員三谷は、彼女の姉と協力しながら、消えた恋人の行方を追う。彼女は事件に巻き込まれたのか、「失踪」したのか? 彼女の足跡が少しずつ明らかになり、手がかりをつかむために失踪後の…


最近映画化されたこともあり、話題になっています。
私は本のタイトルと表紙に惹かれて、ぶっちゃけジャケ買いしちゃったのですが。

主人公は正直嫌いなタイプです。
女性の読者は間違いなくもっと嫌いだろうし、
この小説自体途中で投げ出しちゃうかもしれませんね。
だけど、何故か私は物語にはグイグイ惹きこまれてしまいました。
『何故、彼女はリンゴを買いに出かけたまま失踪したのか?』
この問の応えを主人公は探すのですが、知らぬ間に自分もその答えを知りたいと、主人公に感情移入をしっかりしてました。

―あの時ああしていれば。
誰でも、一度や二度こういった思いをする筈です、
何気ない日常。
その時は最善の選択をしたかも知れない、だけどそれは本当に正しい選択だったのか?
そんな小さな『―あの時ああしていれば』から始まる物語です。
裏表紙にある『現代女性の意志』と書いてある謳い文句とは違うと思いますが・・・・。

10代の男性より、20歳以降の男性にオススメしたいです。
女性は、最初にも書いてあるとおり主人公の性格に耐えれるかどうかで決まると思います。

私なら、仕事休んででもその日は一日中行方探しに明け暮れます。
切ないifの物語です。

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