時間旅行という概念を初めて創造したH.G.ウェルズによる不朽のSF文学を、そのひ孫であるサイモン・ウェルズが監督。1899年に恋人を暴漢に殺された科学者アレクサンダー(ガイ・ピアーズ)は、4年後にタイムマシンを発明し、彼女を救おうと事件当日の過去へと飛ぶが、やはり彼女は死んでしまう。


いや、分かってたんですよ。ヤバイ匂いがしてるって事は。
それでも、漢には引き下がれない時があるじゃないですか。
パッケージが私に挑戦してきたんですよ。
『俺のレビューを書けるかな?』って。
……きついよ。ママン。

前半『タイムマシン』
後半『新・猿の惑星』
の二本立てになっています。
何を伝えたかったのか、さっぱり理解できません。

ストーリーを順を追って、簡単に説明すると。
・恋人の死を回避する為に主人公はタイムマシンを作る。
・数週間前の過去に行き彼女の死を回避しようとするが、結局失敗。
・運命が変えられないのは何故だ!?それを調べるために未来へ。
・2030年。収穫なし。
・2037年。収穫なし。タイムトラベル間際に気を失い、しばらく旅をする。
・80万年後。人類が2種族(地上と地下)に進化系が別れている事に驚く。
 現地住民(姉妹)と仲良くなる。が、地下の住民に姉がさらわれる。
 主人公、地下帝国のボスと対峙。見事之ヲ撃破ス。
 地球がどうなっているか確かめに、未来へ行く。
・6億年後(うろ覚え)。地上は地下帝国に征服されている。
 主人公、これではダメだともう一度過去に戻る。
・6億年前。地下帝国の住民を根絶やしにする。
 しかしその代償にタイムマシンが大破。
 現地住民(姉)『でも、あなたのタイムマシンが壊れてしまったわ。』
 主人公『あんなの、ただの機械だ。』
 手を取り合う二人。
―そして伝説へ。                <原文ママ>

とこんな感じなのですが、ストーリーが破綻しまくってどれが本筋なのかサッパリです。前半、恋人を助けたいが一心でタイムマシンを作ったのに、後半では何故か地下帝国と戦い、何故か現地住民の女性と結ばれ、何故か映画が終わってしまいます。
レビューしようにも、どこをレビューしていいものやら・・・。

そのかわりと言っては何ですが、突っ込み所は満載です。
・タイムマシンを放置しまくっている主人公。タイムマシンに誰も触らないのか?特に2030年とか速攻で駐禁とられそうな気がします。
・80万年後の未来って……無理がありすぎませんか?
・その上、6億年後だなんて…。一種族の繁栄がそんなに続く訳が無い。
・主人公の目的意識の低さ。

大風呂敷広げ過ぎて収集がつかなくなった『ドラゴンヘッド』にソックリです。
ネタとしては見る価値ありです。是非大人数でどうぞ。
それにしても主人公の『ただの機械だ』の台詞には、ド肝を抜かれました。

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